昨日、2/19(火)は電子カルテの講習第2回が行われました。
インストラクターは秋田から女性が2名。少し天気が回復して来て良かったです。先週のような荒れ模様では移動もままなりません。
受付事務では、電子カルテの電源入れ、新患の受付、保険証情報入力、診察終了後のレセプトチェック、処方箋発行、会計までの流れをおさらいです。1回目でおよその形を教わり今日はその復習です。しかしそんなに急に覚えられるものではありません。幸い、既に医療事務を永年経験し電子カルテを実践して来られた方が非常に優秀で、理解も早く、医療事務の事に疎い院長(私)よりもいろいろな事を知っておられるようです。医療事務の経験のない方は、初めての事ばかりで大変だと思いますが、経験者の助けを得ながら頑張ってやって下さる事でしょう。面接では、人柄重視、事務能力を2番目に重視、医療事務経験の有無はその次に重視しました。幸い優秀な方ばかり採用できたと思います。
私は隣の診察室で、電子カルテの立ち上げ、受付済みの患者の診療、診療終了までの流れをおさらいする中で、「採血検査」、「画像診断」のセット登録を行いました。
採血一つにしても、生化学項目をどこまで取るのか、は患者さん一人一人考えて行うものですが、その場で項目を選んでいては時間もかかりイライラもするので、ある程度、「ルーチンの検査」(投薬を長期続けている方の肝機能や腎機能の検査が中心)、「糖尿病検査」(HbA1cは院内で検査可能、それ以外は外注なのでそのセット作り)、「高脂血症検査」(総コレステロール、LDL-コレステロール、総脂質などの項目を選択するのですが、保険診療上、項目の選択に気を遣います)などのセットを組んでおいて、一発選択する様にしました。
「画像診断」でも、たとえば胸部レントゲン写真を撮るにしても保険診療上は、X線単純検査(胸部または腹部)とX線単純検査診断料にデジタル化加算をとります。それも撮る部位と撮影枚数によって変わりますので、「胸部X線」とか「頭部X線2方向」とかセットを組む必要があります。セットを組んでおかないと、検査の度にこれらの項目を探してクリックして指示を出すという作業が必要で、時間がかかり間違ったり(保険診療上の算定が不足したり取りすぎてしまったり)と面倒な事が生じやすいのです。MRI検査についても、当院はオープン型で0.4TのMRIなので、現行制度では「1.0テスラ以上」と「それ以外」の「それ以外」にあたり1回の撮影の保険点数は1080点となります。これに「月に1回」に限り、「コンピュータ断層診断料」450点が請求できますので、漏れがなく、また余計に請求しない様に、「MRI当該月初回」と「MRI当該月2回目以降」の2つをセットにする事で指示が楽になります。
昨日は電子カルテはこんなところまででした。
昼には接遇マナーの勉強会、午後は院内備品点検、リハビリ室へのピアノ搬入、MRI室へのクジラの写真パネル設置、アポイント面会4件+アポなし面会2件、さらにMacProが届いたので診察机への設置、仮に診察室用PACS用端末としていたiMac2.8GHzを院長室へ移動設置なども行い、その他の雑務をこなしていて気がついたら夜の8時を回っていました。
明日(日付変わったので今日)は、電子カルテ講習の3回目、接遇マナー勉強の2回目、院内備品点検の2回目の予定。専従者として働く予定の家内は、税理士さんの指導で会計・税務事務、給与計算の勉強の第1回です。私は、PACSと電子カルテの準備、挨拶状の準備ほかにまた追われる事でしょう。
本当に忙しくなって来ました。
家に帰って夕食を摂ると、脳が疲れているのか、すぐに眠くなってコタツでうたた寝してしまい、夜中に目が覚めてこのブログに向かうという感じになっています。
開院まであと12日(内輪のお披露目会3/1までは10日)と迫って来ました。
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